千曲市が生んだちいさな巨人(?)こと、画家の越ちひろさんが、ライブペインティングをされるというので見に行ってきました。
ピアニストの方とのコラボレーション。
グランドピアノが奏でるドビュッシーに乗って、まっさらなキャンバスにどんな作品が現れたのか?
越さんと言えば、鮮やかなピンクが印象的な、カラフルな絵を得意とされている印象でしたが、今回二部構成の第一部は意外にもモノクローム。
黒と白。
抑制された色数の絵の具から、無数の色が生み出され、
撫でる、擦る、叩き付ける、飛び散る… 多様な筆づかいで現れてくる、彼女の世界。
第二部は色とりどりの絵の具を用いた、ハンドペインティング。
寒色系からスタートして、彼女の代名詞でもある(?)鮮やかなピンクが現れる頃には、演奏もクライマックスへ向かい、会場の寒さも忘れて見入っていました。
越さんの小柄な身体から溢れんばかりと放たれるエネルギーが、
ピアニストの中川さんが奏でる音色と混ざり合ってキャンバスにつなぎ止められていく様は、まるで魔法が存在するならば、きっとこんな光景なんだろう…
と思う様な、それはそれは非現実的でファンタスティックな光景でした。
今回のイベントは上田市交流文化芸術センター・サントミューゼが主催。
会場はHanaLab.UNNOでした。
チケット代はなんと1,000円ポッキリ。
グランドピアノの生演奏とライブペインティングでこの料金はお得感満載!
「マチ×マチ ソワレ」はシリーズ開催とのことなので、次回も期待しちゃいます。