毎週月曜日はDTPチームのミーティング。
案件の進捗報告、課題の抽出、技術共有などを行っています。
今週は「インデとイラレ間の表データのリンク方法」について技術共有をしたので忘備録。
最近は業務効率化の一環で積極的にInDesignを活用していますが、CCライブラリを使った画期的な表制作の方法です。
【1】スプレッドシート・Excelで原稿を制作
お客さんからいただいたExcel原稿を活用できるのでコピペミスのリスクも減ります。
注意点として.xlsx形式ではなく.xls形式での保存が必要です。
【2】インデで読み込み
適当にテキストBOXを作り、[配置]から該当のExcelファイルを読み込み。[配置オプション]にチェックを入れて該当のシート、セルの範囲を指定してOK。
この様に罫線と列の幅を保ったまま配置されます。
文字の配置位置や折返し設定などは反映されませんので、インデでスタイル調整する必要があります。
【3】CCライブラリへ登録
スタイルを調整したら[CCライブラリ]パネルの任意のフォルダにドロップして登録します。サブスクユーザーはCCライブラリを活用しないと損です。。
【4】イラレへの配置
イラレに移動し、[ライブラリ]パネルを開くと該当のグラフィックがアップされていますのでドロップ。
・・・ところが
図形の周りに謎の余白が、、これではレイアウトの際に手間がかかってしまいます。。。
といろいろ調べた結果、インデの表に空のBOXを配置しグループ化することで解決。現時点の対処法のようです。なんか似たようなバクが前にもありましたよね?なんでしたっけ?
と、今度はズレもなく同じサイズでイラレに配置することができました◎
これで表を調整するときはインデで調製すれば即座に反映することが可能になりました。
【5】埋め込み
納品の際にパッケージ化した場合は、PDFがLinkフォルダに保存されます。
もし編集可能なデータを渡す必要がある場合はリンクパネルから埋め込むと、文字情報は保ったまま埋め込みがされます。罫線は行列ごとにバラけてしまいますので、最終段階で埋め込んだ方がいいと思います。
これで表制作の手間をかなり効率化することができました!
もういちいち罫線をづらしたりしなくていいんや・・・16年来ずっとイラレで表を作っていましたが、かなりの時間を失っていた感じ。最新の技術はバグも多いけど恐れずに使ってみないと損ですね。
と、SAN GRAPHICA キャンプ部は5/31(金)「森、道、市場2019」に参加のため一部スタッフはお休みをいただきますので、よろしくお願いいたします!全国から集まる注目コンテンツに触れていろいろ勉強してきます。飲み過ぎ注意!