決して朝が弱いからというわけではありませんが、夜が好きです。
夜とアートを掛け合わせたイベントとなれば、引きこもりも喜び勇んで東京へお出かけするもので、学生時代から大好きなイベント『六本木アートナイト』へ行ってきました。
今年は4年ぶりのオールナイト開催。
普段なら夕方閉まる美術館が夜まで開いている特別感、街中にアートが出現する様子は、何度訪れても心が躍ります。
デイジーバルーン 《乱流》
六本木ヒルズ メトロハットのエスカレーター頭上に出現したバルーン。
六本木駅から地上に出る過程で最初に目にした作品。はじまるぞ!
鴻池朋子《高松→越前→静岡→六本木皮トンビ》
街中にでっかいアート作品があるとわくわく!
アートナイトと言いつつ、作品や美術展は昼間から鑑賞が可能で、街の中をぶらぶら歩いて楽しみます。
作品によってはライティングの効果で昼と夜の見え方が違うのも面白いポイント。
エマニュエル・ムホー 《100 colors no.43「100色の記憶」》
屋外展示作品は昼と夜で印象がガラリと変わります。
六本木の夜という字面はかなりギラついていますが、意外と癒される作品も多いもので、今年は色んな情景を再現したものが印象に残りました。
長谷川仁《六本木のカタガタ》
六本木交差点にアルミの人、人、カラス
素材の存在感強めですが、まるで過去を再現したホログラムのよう
ここのプランターの花は小学生が植えてくれていたのか〜
studio SHOKO NARITA《Sky Seeing Apparatus -temporary-》
特殊なガラスで空の色を再現する作品。
見る角度によって移り変わる色のニュアンスが面白く
作品の周りを何度も往復したくなります。
岩崎貴宏《雨の鏡》
ビルに隣接した囲いの中に入って鑑賞する作品。
スクラップ&ビルドを繰り返すこの街のいつかの空き地が再現されていて、
水たまりを覗き込むと東京タワーが映っています。
仕組みの不思議さもさながら、独特な哀愁があり、ずっと見ていたくなります。
ひとつ、このイベントを知ってから参加したいと思い続けているコンテンツがあります。
それは、朝5:30から六本木ヒルズアリーナにて開催される『クラシックなラジオ体操』。
弦楽器の生演奏でみんなでラジオ体操をするという、身も心も健やかになれる最高の企画です。なんて爽やか…!
しかし、この文化的な催しに参加してみたいと毎年夢見るものの、実際の5:30はいつも歩き疲れて夢の中というオチなのです。
鴻池朋子《狼ベンチ》
わおーーーーーん!
やっぱり私は夜が好き。