昨年から取り組んでいる「東御市の観光PR活動」。
東御の歴史文化や今注目されているワイン造りなど、魅力あるこの地を知ってもらいたく、観光協会様と連携して制作にあたっています。
今後展開して行く素材をつくるため、モデルさんを起用し撮影が行われたので、今日は撮影に同行した中で感じた“東御の魅力”と共に、撮影現場のレポートをお伝えします。
まずはじめに、東御市ってこんなところ。
大河ドラマ真田丸の舞台「上田市」の隣の市で、北は浅間山・南は蓼科に八ヶ岳と、雄大な山々に囲まれています。
自然豊かな東御市は、何と言っても気候の良さが魅力で、四季を通じ日照時間が長く年間の降水量が少ないため、おいしい農畜産物が生まれています。
また夏は朝晩涼しく、冬は降雪量が少ないので「2015年住みよさランキング(東洋経済新報社)」で長野県内1位を獲得。全国813市区の中でも52位と優秀です。
撮影場所は日本の道百選にも選ばれた伝統的な美しい家並み「海野宿」を中心に、地元の方々に愛されるコアなスポット。
そして
浅間山麓の大自然に囲まれた数々のワイナリーです。
海野宿は江戸時代の面影を残し、まるで過去にタイムスリップしたかのよう。
ここは信濃の城下町として交通と商業の中心となり、とても賑やかな地だったそうです。
今や観光名所となった海野宿ですが、多くの方の暮らしが存続しています。
歴史を守り現代の生活とも交わるその風情が、なんだか良いなぁと感じました。
…さすが全国でも有名なくるみの産地。いたるところでくるみの天日干しを見かける。
こちらはヴィラデストガーデンファームワイナリー。
エッセイストで画家の玉村豊男さんが25年前にご自身で楽しむワイン用のブドウ栽培を始めたのがきっかけで、このワイナリーが誕生しました。
そして今、最も注目されている東御の新しい産業がこの「ワイン造り」なんです。
東御の標高の高さ×寒暖差×気候×土壌から高品質なぶどうができることが認知され、その表情豊かな味わいに国内外からの高い評価を得ています。
そこで雑木林と化した農地や里山をブドウ畑へと再生し、農業としてのワイン造りを地域に根づかせようと、2014年に「日本ワイン農業研究所株式会社 JW-ARC」が発足しました。
「ワインが当たり前にある新しい食文化を生み出し、地域や社会の活性化に繋げたい」
この熱い想いは徐々に広がっていき、今、各地から新たな生産者達を惹きつけています。
東御市が全国でも有数のワインの里になる日もそう遠くはないかもしれません。
撮影を終えて、市全体で新しい産業へ挑戦している姿勢を知ることができました。
暮らしやすさに加えて生きる場所としてのポテンシャルの高さも東御の魅力ではないでしょうか。
今後はこの魅力をどんなカタチで伝えていけるのか、注目していきたいと思います。