SAN GRAPHICA / サングラフィカ

寝る時の読み聞かせ

BLOGMaasa Miyahara

2022.03.18

寝る時の読み聞かせ

6歳の女の子と5歳の男の子がいますが、長女が年中くらいからほぼ、毎日読み聞かせをして寝かせています。

というのも、長女の寝つきが悪いことが始まりでした。

疲れていそうなのに布団に入ってから30分〜1時間も寝られないなんてことも結構あり、、
読み聞かせは最初は正直ズボラすぎてやっていなかったのですが、子供を育てるうちに本の大切さをじわじわ痛感し、子供に読み聞かせをするようになりました。

最初は絵本からだったんです。
でも絵本の絵を見たさに子供が座っていたのですが、絵に注目してしまって寝ないw
これも読んで!これも読んで!とエンドレス…w

なので途中から「詩」に切り替えるとこれが大成功!

スーっと寝てくれるようになったし、言葉のシャワーを浴びて語彙力が育ってくれることを願いつつ….(親の願望w)

良かった本を紹介しようと思います。

山尾三省
火を焚きなさい

これは特に子供用ってわけじゃないんですが、スーっと落ち着いて眠られるようになった一番のおすすめ本。あまりにも多く子供からリクエストがあるので、「火を焚きなさい」は私が完全に暗唱してしましました。

山に夕闇がせまる

子どもたちよ

ほら もう夜が背中まで来ている

火を焚きなさい

お前たちの心残り遊びをやめて

大昔の心にかえり

火を焚きなさい

こんなふうに始まる詩は大人も癒されます。

谷川俊太郎
金子みすゞ
まどみちお

有名な方達なので、言わずもがな、けれどもやっぱり素敵な詩
やさしい気持ちにしてくれます。
凝り固まった頭も柔らかくなりそう(←願望)


金子みすゞさん
「わたしと小鳥とすずと」

私が両手を広げてもお空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように

地べたをはやくは走れない

・・・省略・・・

みんなちがってみんないい

なんと素敵な詩でしょう。。優しい気持ちになれます。これも私も子供も暗唱しています。
「私が両手を広げても」と言うと、子供がその後ずっと答えてくれるようになりました。

谷川俊太郎さん詩集

こんな言葉遊びのような詩。ボーッとしながら眠れそう
こんな感じのは子供もついフフッと笑って面白いようです。気持ちがほっこり。

題名を忘れてしまいましたが、谷川俊太郎さんの詩で、

「土には無数の生と死が埋もれている」

という詩がとても印象的でした。子供に響いているのか分かりませんが。。
見えないところにも気がつくような、そんな心に育ってくれたら嬉しいな〜。

まどみちお詩集

まどみちおさんの詩集。
まだ長女には漢字もあって難しい部分もあるけど、ひらがなだけの詩もあり、自分でどんどん読み進めています。

今は「詩」だけではなく物語も読み聞かせしているので、次回はそのご紹介を。

〜紹介〜

山尾三省
火を焚きなさい

谷川俊太郎編
まど・みちお詩集

谷川俊太郎詩集
いしっころ

金子みすゞ詩集
私と小鳥とすずと

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