とあるプロジェクトの取材で
悠さんと2人で久々の居酒屋さんへ
夜の住人である我々が外飲みするのはなんと3ヶ月ぶり!
私は大好きなお酒を禁酒していたのですが、やむをえず解禁。
なんせ取材なので仕方がありません。
6月に入って営業を再開するお店が多く、
平日にもかかわらずかなりの人出があり、訪れたお店も盛況な感じでした。
カウンターに腰を下ろし
「とりあえず生で!」
こんな当たり前のフレーズや、
メニューの文字を見て料理を選ぶ行為が本当に久々。
アトラクション感があり楽しく感じました。
当たり前が、当たり前でなくなると色々気づくものですね。。。
そして、この日一番感動したこと、それは
「喧騒」です。
色々と煮詰まっていた思いや、悩み、不安、家庭のことなど、くだを巻くのですが、他のお客さんの“どうでもいい話”や“笑い声”など喧騒の中に溶かしているうちに、悩みなんか結構どうでも良くなってくるし、体が軽くなってくる感じがわかります。
人それぞれに、ストレス発散の場や方法はあると思うけれど、居酒屋さんはこうゆう精神のデトックスを得ることのできる、社会的に重要な役割をもった場所だったんだなと、改めて(初めて?)感じることができました。
2ヶ月前、クラブや劇場など興行を生業とする文化施設閉鎖への流れがあり、カルチャーが絶えてしまうという局面で、好きなラジオDJが「文化は心の食事」というカルチャーの重要性を示す名言を発信し、とても感銘を受けたのですが、その言葉に倣うのであれば居酒屋さんは「心の銭湯」とも言えるべき存在なんじゃないかなと思いました。
炭酸で浮かせて、喧騒で洗い流せばまた明日から頑張ることができます。
これから元の社会に戻るのはなかなか難しいと思うけれど、
私達が生業とするデザインで、少しでも外食文化のサポートができたらと思います。
2軒目は生オケのあのお店でストレス発散。
優しさディスタンス。熱い夜になりました。