SAN GRAPHICA / サングラフィカ

ハイエース FFヒーター編

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2022.02.25

ハイエース FFヒーター編

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お寒うございます。お手製トランポとサブバッテリーを積んだハイエースはお陰様でロケにキャンプにと活躍してくれています。ところがですよ、冬はやっぱ寒くて大変です。僕が住んでいる長野県は2月くらいにはマイナス8度くらいまで下がります。市内でも標高の高いエリアに行けばマイナス16度なんてザラにあります。まあでも、寒いのには慣れているし、冬用寝袋で寝ればなんとかなります。が、機材のバッテリーはそうゆうわけにはいきません。リチウムイオンは寒いとパフォーマンスが急激に悪くなります。満充電にしてきたのに現場で撮影スタートしたらいきなり残量50%とか、よくある話です。Goproなんかのちっちゃいバッテリーはなるべく体温が保たれるポケットに入れておけばなんとかなりますが、ドローンやビデオのバッテリーはそうゆうわけにはいきません。車内の温度を適度に保つ必要があります。

ついきこの時が来てしまいました。車中泊仕様といえばあれです、あれ。FFヒーター!きゃー

知り合いのキャンピングカーとかに乗せてもらうと家のような暖かさ。しかも車はエンジン切った状態。これはすべてFFヒーターの為せる技なのです。FFヒーターは言ってみれば車載用の石油ファンヒーターみたいなものです。ただし、そのまんま車内で付けたら一酸化炭素中毒になってしまうので、吸気と排気は社外に出す設計になっています。

いきなりであれですが、インストール後の状態がこちら。

この黒いダクトが出ているのがFFヒーターの本体です。もちろん密林で捕獲したものですが、こちら中華製で2万円弱でした。中華製なので部品が足りない、組付けが間違っている、取説がないのは承知の上です。

今回のポイントとしては、FFヒーター専用に燃料タンクを車内に積んで給油するのではなく、車の燃料タンクから直接燃料(軽油)が供給される仕組みにすることです。FFヒーターは灯油と軽油どちらも使えるタイプが多く出回っています。

まずは車内のいろいろをどかして床下の燃料タンクのメンテナンスポートにアクセスします。(散らかっててすみません)

ビミョーなところで床板が別れています、、、 このために全部バラすのもあれなのでこの部分だけカットしました。

燃料タンクに木くずが入らないようにお掃除しながらバラします。

こちらがカバーを取った状態。燃料供給用のホースや、燃料の残量を図るためのフロートが付いたセンサーなどなど。

慎重に引っこ抜いて

御開帳

ゴミが入らないように養生テープでカバーしときます。

続いて今回の肝いりのパーツ。燃料取り出し用のL型の金属ホース的なやつを先程取り外した蓋に取り付けます。

裏から見るとこんな感じ。蓋が金属かと思ってたけどプラスチックで出来ていたので穴あけ〜取り付けまで2、3分でした。

もとに戻して完了です。このL後で発覚しましたが、燃料の残量を読み取るフロートが何かに引っかかっていたようで、もう一回あけて再度調整するはめに。蓋を締めたらキーをACCにいれて残量が正しく表示されるか確認しましょう、、、

もうここからはよくある手順でお決まりのステップ部分に収めていきます。躊躇なくグリグリ穴をあけていきます。

燃料ポンプはこんな感じに。作業中の写真ですがこのあとコルゲートチューブを巻いて燃料ポンプも別売のカバーを付けました。塩カルなんかで金属やホースにダメージが出ないように工夫します。

そうしてこうして無事インストールされたFFヒーターがこちら。燃料ポンプから燃料が送られてくるまでしばらく悪戦苦闘しましたが時間とともに無事供給されるようになりました。

あと、最初はヒーターに塗られている耐熱塗料から結構匂いが出まして、ちょっと気持ち悪くなりましたが窓開けて3時間位すると匂いもとれてきました。

これで燃費が一晩回して500ccくらい(設定温度により異なる)。僕は設定温度を17度にしてますが足元までホカホカです。もはや運転席側のエアコンも止めています。

朝イチ撮影の待ち時間も快適です!

いやー、でもホントハイエースは遊べる車です。なんてったって壊れない。うちのハイエースはリッター15kmくらい走るので燃費もそこそこ。頼れる相棒です。次はどこいじろうかねぇ、、

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